notebook のセルを実行していると,たまにセルの番号のところが [*] となったままで反応が返ってこなくなるときがあります. ありがちな状況と対処法を書いときます
授業で作成したファイル ex06constants.txt を読み込んでディクショナリに格納するコードを書こう. 以下の内容の ex06constants.py というファイルを作成し,それを修正しましょう. 最後の行の修正も忘れずに.
# 空のディクショナリを作る constants = {} # ファイルを読み込む → 各行を分解 → 1つ目をキー,2列目を値(浮動小数点数値)としてディクショナリに登録 with open('ex06constants.txt', 'r', encoding='utf-8') as file: # キーの一覧を使ってループし,ディクショナリの内容を表示.p.194参照 for k in constants.keys(): print(k) # キー k の値と,そのキーに対応した数値を小数点以下2桁まで表示させるように修正しよう # 以下を修正して自分の学籍番号と氏名を出力させるようにしといてください print('A01055 ほげほげお')
(1) 以下の内容のファイル ex06readscore.py を作りましょう
##### このファイルの中身は変更する必要ないはずです ##### ### 関数 readScore() の定義 # def readScore(fn): idL = [] # 空のリストを作る.ID用 scoreL = [] # 空のリストを作る.スコア用 with open(fn, 'r', encoding='utf-8') as f: # ファイルを読み込みモードで開く for line in f: # ファイルから1行ずつ読み込んでループ i, s = line.split() # 空白区切りで分割.1つ目を i に,残り(2つ目)を s に idL.append(i) # idL の末尾に i を追加 scoreL.append(float(s)) # scoreL の末尾に float(s) を追加 return idL, scoreL # 授業で説明していないが,以下の if の条件式は,このプログラムが他から import された時は # False, 直接起動されたときは True になる.したがって,if ブロックの中は後者の場合のみ # 実行され,他のプログラムから import されたときは無視される if __name__ == '__main__': # 動作確認 x, y = readScore('gamescores.txt') print(len(x), len(y))
(2) 実行して動作確認しましょう.このプログラムは gamescores.txt を読み込みます.同じフォルダ/ディレクトリ内に存在しないといけません.見つからないひとはこちらへ: AProg/2021/ex03#kadaiB
(3) AProg/2021/ex03#kadaiB で作った ex03score.py をコピーして,ex06score.py というファイルを作り,次のことをやりましょう.
import ex06readscore
(4) 上記のことをやっただけでは, 関数 readScore を呼び出してる行でエラーになります.ここを修正しましょう. ex06readscore.py で定義されている関数 readScore を呼び出すようにしてください. ヒント: モジュール名.関数名 で,この場合のモジュール名は...(モジュールって何?ってひとは,第3回授業 のその4のnotebookと動画で復習してください).
(5) 動作確認しましょう.ex03Bが満点でなかったひとは,指摘された問題点の修正も忘れずに.
(6) ex06score.py の最後に,ex06constants.py と同様に自分の学籍番号氏名を出力する行を追加しといてください.
上記の課題で作ったプログラムのうち,以下の二つを提出してください.ファイル名を間違えないよう注意.
提出場所: この科目の Moodle コース の「ex06課題A」
顔検出しよう
(0) この課題では,OpenCV という画像処理・コンピュータビジョンのためのライブラリを利用します. 以下のようにして,追加でインストールしましょう.
pip3 install opencv-python
(1) 右のリンク先のファイルをこの授業のためのディレクトリに保存しましょう: facedetect.py (保存法は .ipynb のファイルと同じです)
(2) 正しい場所に保存したら,実行しましょう. ネットワークからファイルをダウンロードするはずです.「終了」と出てたらok
(3) 複数人の顔が真正面を向いて写っている画像を適当に探して,同じ場所に保存しましょう.
(4) 以下を ex06face.py という名前で保存しましょう.
import cv2 import facedetect # 画像を読み込む image = cv2.imread( ここに画像ファイル名を指定 ) print("画像サイズ: {0[1]} x {0[0]}".format(image.shape)) # 顔検出を実行 posizeList = facedetect.facedetect(image) # 顔の位置と大きさを表示 for i, posize in enumerate(posizeList): print("{0}人目: {1}".format(i+1, posize)) # 画像を書き出す cv2.imwrite("hoge.png", image) # 以下を修正して自分の学籍番号と氏名を出力させるようにしといてください print('A01055 ほげほげお')
(5) 「ここに画像ファイル名を指定」のところを書き換えて,実行してみましょう.
ex06face.py を修正して,検出した顔に四角い枠をつけた画像を hoge.png として出力するようにしよう.
枠線を描くには,OpenCV の cv2.rectangle() 関数を使いましょう. 引数 color および thickness を指定して,緑色で線の太さ 3 にしてください.
参考: https://note.nkmk.me/python-opencv-draw-function/
提出場所: この科目の Moodle コース の「ex06課題B」
県庁所在地クイズを作ろう
何問やる? 50 ★ 「50」はキーボードからの入力.1以上47以下の整数でなければ入力やり直しになる 何問やる? 0 何問やる? 5 1問目: 和歌山県の県庁所在地は? 和歌山市 ★ 「和歌山市」と入力して Enter,以下同様 正解! 2問目: 熊本県の県庁所在地は? くまもん ちゃうで 3問目: 長野県の県庁所在地は? 長野市 正解! 4問目: 秋田県の県庁所在地は? 秋田犬 ちゃうで 5問目: 岡山県の県庁所在地は? 岡山市 正解! 5問中3問正解やったで A01055 ほげほげお
keyList = list(hoge.keys()) # この例では hoge がディクショナリ
読み込むファイルに記載されている情報が増減してもプログラムを書き換えないで済むようなものにすること.
提出場所: この科目の Moodle コース の「ex06課題C」
これはおまけ課題です.やらなくても減点はありません.やったら棒茄子?
三目並べ = oxゲーム = Tic-Tac-Toe を作ろう
### AProg2021-ex06 三目並べ = oxゲーム = Tic-Tac-Toe # 盤面の状態を表すディクショナリ mark = {0:" ", 1:"o", -1:"x"} ### リストのリストで表された盤面情報を o,x で表示する # def printBoard(board): print(board) # 実行例のように縦横に o や x が並ぶようにしよう # printBoard の動作確認 board = [[0, 1, -1], [1, 0, -1], [0, 0, 0]] printBoard(board)
isValid(board, x, y)
### AProg2021-ex06 三目並べ = oxゲーム = Tic-Tac-Toe # 盤面の状態を表すディクショナリ mark = {0:" ", 1:"o", -1:"x"} ### リストのリストで表された盤面情報を o,x で表示する # def printBoard(board): #中身は自分で.mark 使うこと ### 位置 (x, y) が有効(盤面の範囲内かつまだoxがついてない)なら True, さもなくば False # def isValid(board, x, y): #中身は自分で ### 入力を受け付ける.有効な位置でなければ再入力してもらう # def procUserInput(board): while True: msg = "どこに置く? 「0 1」のようにスペース入れて縦横の数を入力してね: " s = input(msg).split() if len(s) == 2: y, x = int(s[0]), int(s[1]) if isValid(board, x, y): return y, x else: print("そこには置けへんで.", end="") print("入力し直して") # 3 x 3 の盤面 board = [[0, 0, 0], [0, 0, 0], [0, 0, 0]] # o の番なら 1, x の番なら -1 turn = 1 while True: printBoard(board) if turn == 1: print(" o の番ほげ.", end="") else: print(" x の番ほげ.", end="") y, x = procUserInput(board) turn *= -1
### ゲーム終了かどうか判定.戻り値は次の通り.この関数は修正不要 # # -2: 引き分けでゲーム終了, -1: xの勝利 # 0: まだゲーム終了でない 1: oの勝利 # def checkGameOver(board): boardSize = len(board) # 横一行 mark がそろっていたら mark を返す for i in range(boardSize): mark = board[i][0] if mark == 0: continue j = 1 while j < boardSize and board[i][j] == mark: j += 1 if j == boardSize: return mark # 縦一列 mark がそろっていたら mark を返す for j in range(boardSize): mark = board[0][j] if mark == 0: continue i = 1 while i < boardSize and board[i][j] == mark: i += 1 if i == boardSize: return mark # 右下がりに mark がそろっていたら mark を返す mark = board[0][0] if mark != 0: i = 1 while i < boardSize and board[i][i] == mark: i += 1 if i == boardSize: return mark # 右上がりに mark がそろっていたら mark を返す mark = board[boardSize-1][0] if mark != 0: i = 1 while i < boardSize and board[boardSize-1-i][i] == mark: i += 1 if i == boardSize: return mark # 盤面が埋まってたら引き分け for i in range(boardSize): for j in range(boardSize): if board[i][j] == 0: return 0 return -2
コンピュータと対戦できるように改造しよう.先手番 o は常に人間側(あなた)で後手番 x は乱数使ってランダムに手を打たせるようにしたらよい.
ここまでのプログラムをうまく作っていたら,盤面を表すリストのリストを 3x3 ではなく 4x4, 5x5 等の適当なサイズにしても動作するようになっているはずです.動作を確認して,そうなっていなければ修正しなさい.
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