#author("2019-04-09T10:45:10+09:00","default:takataka","takataka")
#author("2019-04-09T10:46:12+09:00","default:takataka","takataka")
*視覚認知計算特論 2019年度 演習のための準備について [#w8b5d0a5]

&color(red){工事中};
//&color(red){工事中};

この授業では,登場するいくつかの問題を実際にコンピュータを使って解く課題を出します.これに取り組むために,準備が必要です.

**準備その1 [#da33e4e9]

次のものが必要になります.

+ この授業の Slack ワークスペースのアカウント.初回の授業で説明します.
+ 3. に示すソフトウェアが動作するPC環境.
-- 自分のもの,研究室のもの,大学の計算機室のもの,いずれでも構いません.
-- OSは Windows, macOS, Linux のいずれでも大丈夫です(以下のものが動作するなら他のOSでもあり).
-- 「[[おすすめの環境構築法>#env]]」も参考にしてください.
+ いくつかのソフトウェア/ライブラリ
:Python 3 または Python 2.7| Python は,2の系列(2.7が最終バージョン)と3の系列で互換性のない所が少しあります.新規にインストールするなら3系列をおすすめしますが,授業ではどちらを使っても大丈夫なように配慮します.
:NumPy| Python で動く科学技術計算ライブラリ.
:SciPy| 同じく Python で動く科学技術計算ライブラリ.SciPy の機能は画像の読み書きにのみ使う予定ですので,他のもので代替できるなら不要です(注1).
:gnuplot| matplotlib を使うなら不要です.
:iPython(必須ではありません)| どういうものかは自分で調べてみてね
:matplotlib(必須ではありません)| Python上でグラフを描いたりできるライブラリ.なくても,テキストファイルにデータを吐いて gnuplot でグラフ描く,等で代替できます.

-注1: 例えば OpenCVとそのPythonインタフェイス.

**準備その2 [#y07a5951]

その1で用意した環境で次のことをやって,結果を Slack で知らせてください.

+ python のバージョンを確認
 $ python  -V     ($はシェルのプロンプトなので入力する必要なし)
+ NumPy のバージョンを確認
 $ python
 >>>  import  numpy as np     (>>>はpythonのプロンプトなので入力する必要なし)
 >>>  np.__version__
+ SciPy のバージョンを確認
 >>>  import  scipy as sp
 >>>  sp.__version__
+ gnuplot のバージョンを確認
 $ gnuplot -V

**おすすめの環境構築法 [#env]

ここでは,Linux や macOS で python3 というコマンドで Python 3 が動く環境を例に,上記のライブラリをインストールするおすすめの方法を説明します.Python 3 のインストールについては(gnuplot も),ググったりしてください.

+ 仮想環境を作る.仮想環境って何?というひとは,「python 仮想環境 venv」あたりでググるとよいでしょう.
 $ python3 -m venv ~/venv/vision2019
ここでは,ホームディレクトリの下の venv というディレクトリの下に vision2019 というディレクトリを作って,そこに関係のファイル一式を置くことにしているが,この場所は任意なので好きにしたらよい.ここには,これからインストールするライブラリなどが置かれる.自分で作るプログラムなどはこことは別の場所に置く.
+ vision2019 仮想環境を activate する.
 $ source ~/venv/vision2019/bin/activate
 (vision2019) $
上記のように,シェルのプロンプトが変わるはず.この source コマンドはこれから何度も実行することになるので,alias の設定とかしとくと楽.
+ 仮想環境を抜けるときは次のようにする.
 (vision2019) $ deactivate
 $
+ 仮想環境内では,python3 ではなく python で Python 3 が起動する
 (vision2019) $ python -V
 Python 3.7.0
+ pip コマンドを使って必要なライブラリをインストールする.これらは,この仮想環境の中でのみ使えるようになる.
 (vision2019) $ pip install numpy    (NumPyのインストール)
 (vision2019) $ pip install scipy ipython matplotlib   (その他まとめてインストール)
+ ちなみに,OpenCV の python インタフェイスは次のようにすれば入ります
 (vision2019) $ pip install opencv-python

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