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*VirtualBox 上で Ubuntu を動かす [#zffd1aec]
//&color(red){工事中};
**はじめに [#f6e433bb]
自分のPCでC言語やJavaのプログラミングができる環境を整える方法を説明します.そのような作業は,Windows / Linux / Mac OS X など様々なOSの上でできることなんですが,ここでは,次のようなやり方とします.
+ Windows の動くPC または Mac OS X の動く Mac を用意する
+ そこに VirtualBox という仮想化ソフトウェアをインストールする
+ その上に Ubuntu をインストールする
+ その上に必要なソフトウェアをインストールする
龍大の計算機室の Linux も Ubuntu ですので,これでよく似た環境を構築することができます.ちなみに,VirtualBox も Ubuntu もいわゆるフリーソフトウェアです.「仮想化ソフト」,「VirtualBox」についてはこちらへ: [[VirtualBox - Wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/VirtualBox]],それから,「Ubuntu」についてはこちらへ: [[Ubuntu - Wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/Ubuntu]]
**VirtualBox + Ubuntu のインストール [#d43d1920]
[[Homepage | Ubuntu Japanese Team>http://www.ubuntulinux.jp/]] ==> 「Ubuntuのダウンロード」==> 「日本語 Remix 仮想ハードディスクイメージのダウンロード」とたどると,親切なガイドがありますので,その通りにやればよいでしょう.VirtualBox のダウンロードのページへのリンクもあります.
Ubuntuの仮想ハードディスクイメージは,14.04 LTS の方で. 2015年度から計算機室の Ubuntu は 14.04 LTS になる予定ですので.ファイルサイズかなり大きい(約1.2GB)ので,ダウンロードには根気が必要かも.
本来は,ホストOS(今の場合は Windows または Mac OS X)上に VirtualBox をインストールした後で,その上で動くゲストOS(今の場合は Ubuntu)を一からインストールする必要があります.しかし上記ページでは,VirtualBox 上に Ubuntu をインストールした状態の仮想ハードディスクのイメージそのものが提供されていますので,説明されている通りにすると,Ubuntuをインストール済みの状態をすぐに手にいれることができます.
**いろいろ [#bd45fcb5]
Ubuntu の起動を確認できたら,一度シャットダウンして「VirtualBox マネージャー」の「設定」を確認し,必要に応じて設定を変更しておきましょう.それから,ホストOSとゲストOSの間のやりとりを便利にするツール「Guest Additions」を Ubuntu にインストールしとくことをおすすめします.Ubuntuが起動してユーザがログインした状態で「VirtualBox VM」の「Devices」==> 「Insert Guest Additions CD Image」と選択して,後は指示に従えばok.何がどう便利になるかは自分で調べてね.
それからもう一つ.「端末」(gnome-terminal) を探して起動する例で,ソフトウェアの探し方を説明しときます.ログインすると左にアイコンがならんだ Launcher がありますね.そこの左上の渦巻きな感じのアイコンをクリック ==> 出てきた窓の下の方の「A」っぽいアイコン(アプリケーション)をクリック ==> 「インストール済み」のすべての検索結果を表示させる ==> スクロールして「端末」を探し出してクリック.すると,「端末」が起動します.この状態では Launcher にアイコンが出てますが,右クリックして「Launcherに登録」しとくと便利でしょう.
上記のような作業をしていると,「ソフトウェアのアップデートが必要」とかなんとか言われるかもしれません.セキュリティ関係で重要なものもありますので,内容を確認してアップデートしときましょう.
**Ubuntu 上のソフトウェアのインストール [#cf2c7492]
「端末」はインストール済みでしたが,必要なソフトウェアがデフォルトでは入ってないこともあります.例として,とりあえず Emacs をインストールしてみましょう.インストール法にはいろいろありますが,まずは GUI なツールで.
Launcher の「Ubuntuソフトウェアセンター」をクリック.上のアイコンで「すべてのソフトウェア」,左の方で「開発ツール」とたどる,または検索バーに「Emacs」と打つとかしたら,インストール可能な候補がいくつか出てきます.そこで GNU Emacs 24 (emacs24) を選択して「インストール」.
インストールできたら,端末上で emacs と打ったら起動します(「端末」と同様に探してもよいですが).Launcher にアイコンを登録しとくとよいでしょう. 「端末」以外に,ブラウザ(Firefox)もC言語のコンパイラ(GCC のバージョン 4.8.2)も最初からインストール済みですので,ここまでの作業でC言語プログラミングの環境はばっちり整いました.
次に,Javaの開発環境 JDK (Java Devellopment Kit) をインストールしてみましょう(cf. [[Graphics/FAQ]]).上記と同様にしてもいいんですが,あえて別の方法で.端末で javac と打つと,こんなこと言われます.
#pre{{
$ javac
プログラム 'javac' は以下のパッケージで見つかりました:
* default-jdk
* ecj
* gcj-4.8-jdk
* openjdk-7-jdk
* gcj-4.6-jdk
* openjdk-6-jdk
次の操作を試してください: sudo apt-get install <選択したパッケージ>
}}
素直に従えばコマンドラインでインストールできる,と.
$ sudo apt-get install default-jdk
apt-getの使い方は検索したらいっぱい出てくると思います.ちなみに,「ソフトウェアセンター」の「インストール済み」にもちゃんと登録されます(というか,これ自体が apt-get とかの仕組みで動いてるわけで).
現時点では,default-jdk は openjdk-7-jdk のことを指してるようで,上記の作業で openjdk-7-jdk がインストールされます.
$ javac -version
javac 1.7.0_75
というわけで,めでたく Java のプログラミング環境も構築できました.こんな感じ.
#ref(./UbuntuOnVirtualBox.png,50%);