RIGHT:2011-10-20

*gnuplotで画面に表示したグラフを印刷する方法 [#e8f9d548]

いろんな方法がありますが,その中から三つ紹介します.
いずれも,龍谷大学瀬田学舍の計算機実習室のLinux機を想定したものです.

いずれの場合も,[[ファイルへの出力>gnuplot#output]] で解説していることの応用です.
そちらに書いてあるように,ファイルへの出力後は出力先を元に戻すのをお忘れなく.

#contents
**(1) postscriptファイルとして出力 [#a82e037e]

&color(#0000ff){● グラフをpostscriptファイルとして出力し,それを適当な方法で印刷する方法};

まず,次のようにします.

#pre{{
gnuplot> 「plotコマンド等でグラフを描画しておく」 
gnuplot> set terminal postscript     ← 出力先を postscript に
Terminal type set to 'postscript'
Options are 'landscape noenhanced monochrome blacktext \
   dashed dashlength 1.0 linewidth 1.0 defaultplex \
   palfuncparam 2000,0.003 \
   butt "Helvetica" 14'
gnuplot> set output "out.ps"     ← 出力ファイル名を out.ps に
gnuplot> replot     ← グラフを描く
                   (画面に出力されるかわりに out.ps に出力)
gnuplot> set output     ← 出力ファイル名をリセット
gnuplot> set terminal x11     ← 出力先を x11 に戻す
gnuplot> replot     ← もう一度グラフを描く
                   (今度はいつも通り画面に表示される)
}}

このようにすると,カレントディレクトリに out.ps という名前のファイルができます.
このファイルは postscript 形式のファイルなので,gvやlpr等のコマンドが使えれば,画面に表示したり印刷したりできます.いずれもgnuplot上のコマンドではありませんので,gnuplotを終了してから実行するか,別のコンソールウインドウを開いてそちらで実行することに注意.

 $ gv out.ps

 $ lpr out.ps


● epsについての注意

上記の "set terminal postscript" のかわりに "set terminal eps" とすると,出力をeps(encapsulated postscript)形式にすることができます.
epsは,画像編集ソフトで加工したりTeX文書に貼付けたりする際によく用いられるファイル形式です.epsにしても印刷可能なファイルを出力できますが,デフォルトの描画サイズが異なります(postscriptはA4いっぱいだけどepsは半分のサイズ).
**(2) 直接postscriptプリンタに出力 [#ga58df53]

&color(Red){工事中};

lprコマンドでpostscriptファイルを印刷できる環境では,上記の

 gnuplot> set output "out.ps"

のかわりに

 gnuplot> set output "| lpr"

を実行してから replot すると,out.ps というファイルに出力するかわりにデータを直接プリンタに送って印刷することができます.


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