いろんな方法がありますが,その中から三つ紹介します. 龍谷大学瀬田学舍の計算機実習室のLinux機でgnuplotを使っている場合は,二番目か三番目の方法がおすすめです.
いずれの場合も,ファイルへの出力 で解説していることの応用です. そちらに書いてあるように,ファイルへの出力後は出力先を元に戻すのをお忘れなく.
ファイルへの出力に説明した方法でグラフをPNG画像として出力し,それを適当なソフトウェア経由で印刷する.
この方法ではあまりきれいに印刷できないでしょう.
グラフをpostscriptファイルとして出力し,それを適当な方法で印刷する. まず,次のようにします.
gnuplot> 「plotコマンド等でグラフを描画しておく」 gnuplot> set terminal postscript Terminal type set to 'postscript' Options are 'landscape noenhanced monochrome blacktext \ dashed dashlength 1.0 linewidth 1.0 defaultplex \ palfuncparam 2000,0.003 \ butt "Helvetica" 14' gnuplot> set output "out.ps" gnuplot> replot
このようにすると,カレントディレクトリに out.ps という名前のファイルができます. このファイルは postscript 形式のファイルなので,gvやlpr等のコマンドが使えれば,画面に表示したり印刷したりできます.
$ gv out.ps
$ lpr out.ps
いずれもgnuplot上のコマンドではありませんので,gnuplotを終了してから実行するか,別の端末を開いてそちらで実行することに注意.
lprコマンドでpostscriptファイルを印刷できる環境では,上記の
gnuplot> set output "out.ps"
のかわりに
gnuplot> set output "| lpr"
を実行してから replot すると,out.ps というファイルに出力するかわりにデータを直接プリンタに送って印刷することができます.