Frequently Asked Questions の略です. このページは,龍谷大学理工学部数理情報学科の「グラフィックス基礎・演習」に関する FAQ をまとめたものです.
対応しているプラットフォームの違いにより,Java には Java SE/Java EE/Java ME の三種類があります.プラットフォームとは何かの説明も含めて教科書第1章に説明があります.授業で扱うのは Java SE です.
2016-04-06 時点での Java SE の最新バージョンは Java SE 8 Update 77 です.8 は大きな改訂を表すバージョン番号で,Update の後ろの数字は,その中での細かいバージョンの違いを表します.短縮して Java SE 8u77 のように表すこともあります.Graphics/Link から Java の配布元のページをたどると,現在の最新版の情報を入手できます.
この授業の教科書は Java SE 6 に基づいて書かれていますが,より新しいバージョンの Java を使っても問題ありません.セキュリティ等の問題もありますので,自分で Java の環境を用意する場合は,なるべく最新版にしましょう.現在の龍大計算機室のLinux環境は,Java SE 7 です.
開発元が配布しているJava関連ソフトウェアのうち主なものには,JRE(Java Runtime Environment)とJDK(Java Devellopment Kit)の二種類があります. Javaのプログラムが「実行」できればよいだけなら前者を,「開発」(プログラミング)をしたいなら後者をインストールする必要があります.おおざっぱかついい加減な説明ですが,java コマンドでプログラムを実行するために必要なものだけ集めたものが JRE で,それにコンパイラ (javac) なども加えたものが JDK って感じです. JREの方は,OSやブラウザと一緒に,知らない間に自分のPCにもインストールされている場合もあります.
Java は Linux, Mac OS X, Windows など様々なOSで使えます.基本的には Graphics/Link にリンクした配布元から JDK をダウンロードして設定すればよいのですが,細かい設定が必要なところもあるので,いくつかの OS についてまとめておきます.
JDKをインストールした後の設定等に関して,OSのバージョンその他の違いで細かく違うところがあったりします.参考になる情報はウェブ上にたくさんあると思いますので,自分で調べてみてください.
数理情報学科の学生は,「Windows または Mac に VirtualBox という仮想化ソフトをインストールして,その上で Ubuntu を動かして,その上で Java プログラミングする」ってのがおすすめです.UbuntuOnVirtualBox にやり方を書いてます. がんばって Windows 上で Java プログラミングができるようにするよりもむしろそっちの方が楽かも.ついでに C言語プログラミングの環境も手に入ります(しかも龍大計算機室とほとんど同じ環境です)し.
ディストリビューション毎に違うでしょうが,ソフトウェアパッケージ管理ツールを利用してインストールできるようです. 開発元のサイトからJDKをダウンロードしてインストールするのでもよいかもしれません.
自分で調べるか,takataka に尋ねてみて下さい.UbuntuOnVirtualBox もどうぞ.
工事中.以下は古い情報です
次のようにするとよいでしょう.
注意: 普通の方法でJDKをインストールしたWindows環境の場合,上記のようなメニューは存在しません.パスさえ通してあれば,普通のコマンドプロンプトで javac や java が動くはずです.
「Windows環境で作った日本語入りのJavaのソースファイルをLinux環境でコンパイルしたらエラーになった」 というのが典型例ですが,日本語入りのソースファイルを異なる環境に持って行くといろいろややこしいことになります.
というわけで,二つの環境間で「ソースファイル」のやりとりが必要な場合は,文字コードに気をつけて,変換してやる必要があります.
ちなみに,Emacs等の高機能なエディタは様々な文字コードのファイルを読み書きできます. Windows Vistaのメモ帳は,UTF-8のテキストファイルも文字化けせず開けるようですが,改行コードまでは気にしてくれないようです.
ここでは,計算機室のLinux環境(*1)でテキストファイルの文字コードを変換する方法を紹介します.
計算機室のLinux環境には,nkfというソフトウェアがインストールされています. hoge という名前のファイルがあったときに,次のように実行すると,hoge の文字コードをUTF-8(計算機室のLinux環境に対応したもの)に変換したファイル fuga を作成することができます.
$ nkf -w < hoge > fuga
Windows環境で作成したファイルの場合は,次のようにして改行コードもUNIX形式に変換する方がよいかもしれません.
$ nkf -w -Lu < hoge > fuga
オプション次第で,変換先の日本語コードにSJISやEUCを指定したりもできます. 詳しくは
$ man nkf
を参照してください.
(*1): 実は計算機室のWindowsでJavaのために用意されたコンソール(「プログラミングソフト」→「JDK 6u23」を実行,で開くもの)は,Cygwin環境なのでここでも nkf が使えます.
グラフィックスの課題ですてきな絵が描けたから画像として保存したい,というようなときは,次のようにするとよいでしょう.
$ display