電子情報通信学会和文論文誌 vol.J80-D-II no.9 pp.2532-2540, 1997
多層パーセプトロンの学習理論とその応用において,結合や素子の冗長性が, 汎化能力の低下を引き起こし,内部表現を不明確にしてその解析を困難にすることが知られている.本論文では,出力計算に用いる中間層素子数の異なる誤 差関数を複数個加算した簡明なエネルギー関数(重畳エネルギー関数)を検討し,このエネルギー関数を用いた学習によって冗長性の低いパーセプトロンが構成され,中間層素子が寄与順に並んだ明確な内部表現が得られることを提示する.さらに,汎化能力改善における有効性について論議する.
http://search.ieice.org/bin/summary.php?id=j80-d2_9_2532&category=D&lang=J&year=1997&abst=