自宅等で Java のプログラミング環境を整えるためのほげ

はじめに

ここでは,主として「グラフィックス基礎及び実習」の受講者を対象に,自分のPC等でJavaプログラミングできる環境を手に入れる方法を説明します.

Java は Linux, macOS, Windows など様々なOSで使えます. インストールや設定の方法はググったらいっぱい出てくると思いますので,以下を参考にせず自分で調べていろいろいじるのもありです. 以下では,この授業で利用する龍大情報実習室Linux環境と同様のJavaプログラミング環境を用意することを想定して,次のことを説明しています:

  1. JDK をインストールして使えるように設定する(JDKって何?
  2. JavaFX をインストールして使えるように設定する(JavaFXって何?
  3. エディタ Visual Studio Code をインストールして使えるように設定する

Windows編

注意

以下に示している手順で Windows に Java 開発環境を導入した場合,ソースの日本語コードは Shift JIS にする必要があります.macOS や Linux のデフォルトである UTF8 とは異なるため,両者でソースをやりとりしたい場合,コードを変換する必要があります.くわしくは Graphics/FAQ#code へ.

JDK + JavaFX ライブラリのインストール

Java の開発環境のうち,無料/フリーなものとしては,OpenJDKやそこから派生したものがあります. いろいろあるのですが,この授業的には,JavaFX も一緒にインストールできる Liberica JDK が便利です.というわけで,ここでは Liberica JDK 11.0.6 のインストール法を説明します.

  1. https://bell-sw.com/pages/java-11.0.6/
  2. 「Download Liberica JDK for Microsoft Windows 64 bit」というボタンを押したくなるけど押さない
  3. ページのずっと下の方,
    Full version of Liberica includes LibericaFX and Minimal VM
    と書いてある下の,
    Microsoft Windows 64 bit   11.0.6+10   JDK(JREではない)
    のところ,「Download MSI」 をクリックしてファイルをダウンロード.
  4. ダウンロードしたファイルを開いてインストーラを起動,指示に従ってインストール
  5. インストールできたことを確認するため,コマンドプロンプトを起動.

    左下のスタートメニュー>「Windowsシステムツール」>「コマンドプロンプト」

    とする(起動後にタスクバーのアイコンを右クリックして「ピン留め」しとくとよいでしょう).
  6. javac, java コマンドを実行すると,次のように表示されるはず.
    > javac -version
    javac 11.0.6
    
    > java -version
    openjdk version "11.0.6" 2020-01-15 LTS
    OpenJDK Runtime Environment (build 11.0.6+10-LTS)
    OpenJDK 64-Bit Server VM (build 11.0.6+10-LTS, mixed mode)
    

Visual Studio Code のインストールと設定

  1. Visual Studio Code (以下 VSCode)のサイトへ https://code.visualstudio.com/
  2. 「Download for Windows」をクリックするとインストーラのダウンロードがはじまる
  3. ダウンロードされたインストーラを起動してインストール
  4. 「スタートメニュー」>「Visual Studio Code」から起動.タスクバーにピン留めするのもよいだろう
  5. メニュー等を日本語化する
    1. 左下の歯車 > 「Command Pallette」 > 上部の箱に「config」と入力
    2. リストに「Configure Display Language」が出てくるので選択
    3. 「Install additional languages」を選択
    4. 一覧の中から Japanese Language Pack for Visual Studio Code を見つけて 「Install」を押す
    5. ポップアップウィンドウが出て「Restart Now」と言われるのでクリック
    6. VSCodeが再起動してメニューが日本語化される

Mac編

Mac への JDK + JavaFX ライブラリのインストール

Java の開発環境のうち,無料/フリーなものとしては,OpenJDKやそこから派生したものがあります. いろいろあるのですが,この授業的には,JavaFX も一緒にインストールできる Liberica JDK が便利です.というわけで,ここでは Liberica JDK 11.0.6 のインストール法を説明します.

  1. https://bell-sw.com/pages/java-11.0.6/
  2. 「Download Liberica JDK for Apple macOS 64 bit」というボタンを押したくなるけど押さない
  3. ページのずっと下の方,
    Full version of Liberica includes LibericaFX and Minimal VM
    と書いてある下の,
    Apple macOS 64 bit   11.0.6+10   JDK(JREではない)
    のところ,「Download DMG」 をクリックしてファイルをダウンロード.
  4. ダウンロードしたファイルを開いてインストーラを起動,指示に従ってインストール
  5. インストールできたことを確認するため,ターミナルを起動.

    Finderで「アプリケーション」>「ユーティリティ」>「ターミナル」

    とする(起動後にDockのアイコンを右クリック>「オプション」>「Dockに追加」しとくとよいでしょう).
  6. javac, java コマンドを実行すると,次のように表示されるはず.
    $ javac -version
    javac 11.0.6
    
    $ java -version
    openjdk version "11.0.6" 2020-01-15 LTS
    OpenJDK Runtime Environment (build 11.0.6+10-LTS)
    OpenJDK 64-Bit Server VM (build 11.0.6+10-LTS, mixed mode)
    

Visual Studio Code のインストールと設定

  1. Visual Studio Code (以下 VSCode)のサイトへ https://code.visualstudio.com/
  2. 「Download for Mac」をクリックするとアプリのダウンロードがはじまる
  3. ダウンロードされた ZIP ファイルをダブルクリックして展開し,できた「Visual Studio Code.app」を「アプリケーション」へ移す
  4. Finderから「アプリケーション」>「Visual Studio Code」を起動.Dockのアイコンを右クリックして「オプション」>「Dockに追加」しとくのもよいだろう
  5. メニュー等を日本語化する → #winVSCode の同じ箇所へ

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Last-modified: 2021-03-15 (月) 14:45:44